不可解な飛行機の帰還
ちょっと前に聞いた話なんだけど、これがかなり気味悪い。知ってる人もいるかもしれないけど、俺が初めて知った時、背筋が凍ったんだよ。実際にあったのかどうかは分からないけど、ネットに広がってるこの話は、飛行機にまつわる怖い都市伝説の一つだ。
1978年に消息を絶った国内線の旅客機の話だ。その機体は、札幌から東京に向かう途中で突如レーダーから消えた。搭乗していたのは乗客と乗員合わせて132名。連絡が途絶えた場所は、青森県の上空だったとされている。
当時、あらゆる手を尽くして行方を捜索したんだけど、何の手掛かりも出てこなかった。海上保安庁や自衛隊が捜索に出動したし、空からも地上からも捜索は行われたが、機体はおろか、破片すら発見されなかったんだ。その結果、「何か異次元に消えたんじゃないか?」という噂まで飛び交うようになった。
──そして、35年後、2013年のことだ。
信じがたいことに、その行方不明になった飛行機が突如成田空港に姿を現したという。空港のレーダーに突然表示された機影は、当初、何らかの誤作動か新型の機体だと思われていた。しかし、その機体が着陸した時、職員たちは自分たちの目を疑った。
着陸したのはまさしく1978年に行方不明になった飛行機そのものだったんだ。機体は古びておらず、まるで時間が止まっていたかのような状態。しかし、中に入った職員たちが見たものは想像を絶する光景だった。
「機内には誰も生存者はいなかった」
その飛行機の中には、白骨化した乗客たちの遺体が、シートベルトをしたまま座っていたらしい。まるで35年という時間が、機内の乗客には一切影響を与えず、ただ死後の時間だけが過ぎ去ったかのような状態だった。
報告によれば、当時搭乗していた全ての乗客・乗員が確認されたそうだ。遺体は綺麗に白骨化していて、身元確認がすぐに行われたんだけど、それがまさしく1978年に失踪した132名だったというんだよ。
「もっと不気味だったのは、その飛行機がどこから飛んできたのか分からないこと」
当然、空港や航空当局は、その飛行機がどこから飛んできたのかを調査しようとした。でも、記録にはどこの空港からも離陸したデータがなかったんだ。飛行機はただ突然、空中に現れ、そして成田に着陸しただけだった。
飛行計画や燃料、その他のデータは一切不明。空港のレーダーに捕捉されたのも、成田に着陸する直前だったらしい。まるで時間と空間を飛び越えたかのように、その飛行機は忽然と現れ、静かに着陸した。
「何かがおかしい。あの飛行機は戻ってきたけど、何かを持ち帰ってきたんじゃないかって噂されている」
さらに奇妙なことに、飛行機の中から「異常なエネルギー」が検出されたらしいんだ。それが放射線なのか何なのか、専門家も頭を抱えているらしいけど、いまだに結論は出ていない。機体の内部を詳しく調査しようとした科学者たちもいたけど、どうやら調査に参加した一部の人たちは急に体調を崩したらしい。
中でも不可解なのは、ある乗客の遺体だ。男性乗客の一人の腕には、不自然な形で時計が巻かれていて、その時計だけが正常に動いていたんだよ。35年間もの間、どこにも止まることなく、時を刻み続けていたという。
「機長は、最期の通信で『異常な嵐』に巻き込まれたと言っていた」
当時の通信記録が発見されたんだけど、機長が最期に言った言葉がこうだった。「奇妙な嵐だ……前方に何かある……これは……」。その後、通信は途絶えた。恐らく、その「何か」が飛行機を消し去ったんじゃないかという仮説もある。
その後、飛行機の機体は政府によって密かに移送された。詳細な調査が進んでいるものの、正式な発表はなされていない。まるでその存在を隠蔽しようとしているかのようだ。
「それから35年後、また何かが起きるんじゃないかって噂がある」
当時、飛行機に乗っていた人々が姿を消した時、誰もがその事故を「不可解な出来事」として片付けた。でも、今になって再び飛行機が戻ってきたことで、何か別の力が働いているんじゃないかって囁かれているんだ。
噂によれば、その飛行機は再びどこかの空港に現れるらしい。それが35年後になるのか、もっと早いのかは誰にも分からない。ただ、確かなことは、あの飛行機はどこか別の場所に行って、また戻ってくる可能性があるってことだ。
「本当に見たんだよ。あの飛行機が降りてくるのを……そして、誰も乗ってないんだ」
結局、あの飛行機がどこに行って、何を持ち帰ってきたのかは分からないままだ。今でもあの飛行機の機体は、どこかの秘密の場所に保管されているらしい。そして、調査が続けられているとのこと。
「いつかまたあの飛行機が現れた時、同じように誰かを乗せて帰ってくるんじゃないかって思ってる」
さて、この話を聞いてどう思う?単なる都市伝説か、それとも現実に起こったことか。飛行機が時空を超えて戻ってきたというこの奇妙な話、信じるか信じないかは君次第だ。