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ネットで「触れてはいけない」キーワード

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数年前、ネットの掲示板で「絶対に検索してはいけない言葉」が話題になっていたことがある。実際に調べると、心霊現象や奇妙な出来事が起こるという噂で、多くの人が「そんなの嘘だろ」と一笑に付していた。しかし、好奇心に駆られた俺も、その禁忌のキーワードに興味を抱いてしまった。

その言葉は「サ□□■ス」という意味不明な文字列で、何を意味しているのかは誰も知らない。ただ、これを検索すると奇妙な現象が起こるとされていた。ある書き込みによると「サ□□■ス」を検索した後、いくつかのステップを踏むと「見えてはいけないもの」が現れるという。


不気味な検索結果

「サ□□■ス」と入力して検索を実行すると、最初に現れたのは何の変哲もないニュースサイトのリンクだった。だが、そのリンクをクリックすると、ページが表示されず、真っ白な画面に「何を見ているんだ?」というメッセージが表示された。

驚いてリロードすると、同じメッセージが再度現れた。そこには、さらに細い文字で「戻れ」とだけ書かれていた。気味悪さを感じた俺は、すぐにブラウザを閉じてその日は検索をやめた。しかし、その夜、妙な夢を見た。

夢の中で、俺は古びた学校の廊下を歩いていた。周りは真っ暗で、何かに追われているような気配がする。足音が後ろから近づいてきて、振り向こうとするが、体が動かない。目を覚ました瞬間、汗だくになっていることに気づき、胸がざわついた。


再び「サ□□■ス」を検索

翌日、どうしても気になり再度「サ□□■ス」と検索した。今度は異様なほど古いデザインのホームページがヒットした。画面には、薄暗い青色の背景に、意味不明な文字列が並んでいた。文字は小さく、よく見えなかったが、よく目を凝らすと「□□が、□□の影に潜む」とか「■を呼び出す手順」といった内容が書かれていた。

ページの最後には「鏡の前で■■を唱えるべし」という指示が記されていた。さすがに怖くなったが、俺はそれでもやってみたくなった。夜中、部屋の小さな鏡の前で言われた通りにしてみた。

「■■よ、姿を現せ」

半信半疑で唱えたが、何も起こらない。やっぱりただの悪質な噂だったのかと肩をすくめて部屋に戻ろうとした。その瞬間、鏡の中に何かが映った。俺の後ろに、薄暗い影が立っていたのだ。


鏡の中の「影」

その影はじっとこちらを見つめているようだったが、よく見ると顔は見えなかった。視線が合ったのかどうかも分からない。ただ、何かがこちらをじっと見つめているとしか感じられなかった。

恐怖で動けなくなり、目を閉じようとしたが、その「影」は徐々にこちらに近づいてきた。音もなく、ゆっくりと、距離を詰めてきている。頭が真っ白になり、背後にある空間がどんどん狭く感じられた。

急いで目を逸らし、そのまま走って部屋の外に飛び出したが、心臓がバクバクしていて、手足が震えていた。夢ではない、本当に見たのだという確信が、恐怖をさらに増幅させた。


奇妙な影の付きまとい

それから数日が経ったが、どうにも体調が悪くなってきた。家の中で視線を感じることが増え、夜になると妙な耳鳴りがして眠れなくなった。窓の外から、低い声で何かが囁いているような感覚がして、その声を無視できなくなった。

友人に話しても信じてもらえず、家族にも心配をかけたくなくて黙っていたが、次第に「影」が現れる頻度が増えていった。ある日、ついにその「影」が家の中で姿を見せた。ふと振り返ると、暗がりの中にぼんやりと立っていたのだ。顔は分からなかったが、視線だけが刺さるようにこちらを見つめている。

その夜、恐怖のあまり家を飛び出して、友人の家に泊めてもらったが、心のどこかで「影」が追いかけてくるような気がしていた。気づけば、自分がその存在に取り憑かれているのだと確信するようになった。

最後の「サ□□■ス」

ある日、「サ□□■ス」にまつわる掲示板の書き込みを見つけ、藁にもすがる思いで助けを求めた。しかし、そのスレッドの参加者は全員口を揃えて「もう戻れない」と言った。そして、ある書き込みがひときわ目を引いた。

「サ□□■スを検索したなら、それはお前を見ている。最後の手段はあるが、それを使えば、お前の存在もまた消える」

その書き込みには「■■■■」という謎の暗号が書かれていたが、怖さのあまりそれを実行する気力もなかった。掲示板には他の参加者たちも似たような苦しみを訴えていたが、皆が口をつぐみ、詳細を明かすことはなかった。

終わらない恐怖

それ以来、俺の生活は以前と同じには戻らなかった。昼間は普通に過ごしているが、夜になると部屋の鏡が不気味な気配を放ち始める。どれだけ隠しても、捨てても、その鏡は必ず俺の前に現れる。

そして、あの「影」がじっとこちらを見つめているような感覚が続く。検索してしまったこと、そして「■■」という言葉を口にしてしまったことは、取り返しのつかない行為だったのかもしれない。